今年で大学生も終わり。これからは長期の休みも取り辛くなりそうです。
今年が最後になるかもしれない、撮影遠征。
その行き先は北海道!そこまで普通列車を延々一週間乗り継いで行きます!
前から行きたかったところを盛り込み、思う存分楽しめるようプランニングしました。
それではどうぞ、撮影記旅行記をご覧くださいませ。
旅行日:2012年9月13〜19日
◎初日◎
立山黒部アルペンルートの旅
朝の5時台に最寄り駅を出発し、乗り継いできたのは中央線。
いつも旅のはじまりはこの路線から。楽しみのスタートです。
乗った普通列車は青柳の駅で早速特急列車の通過待ち。
ゆっくり一駅ずつ進んでいきます。
初日の目的地は、「立山黒部アルペンルート」です!
写真情報:2012/09/13 青柳駅
特急スーパーあずさが横を颯爽と通過。
その後列車は発車し、松本まで。
松本からは大糸線に乗り換えて信濃大町まで向かいます。
写真情報:2012/09/13 青柳駅
信濃大町から路線バスに乗り。扇沢駅まで。
ここから立山黒部アルペンルートが始まります。

写真は乗ってきた路線バス。バスには15人くらい乗っていました。
たった15人なので車内は空いていましたが、
平日の昼間なのに15人もの人が黒部ダムに行くなんて。。。
写真情報:2012/09/13 扇沢駅
扇沢駅からの眺め。
すでに標高が高いのか、山の匂いがして、少し肌寒い。
写真情報:2012/09/13 扇沢駅
扇沢「駅」の標識。
発着するのはトロリーバス。
「バス」ですが、法律上は「無軌条電車」として扱われていて、
早い話が鉄道の仲間だということです。
写真情報:2012/09/13 扇沢駅
では、いよいよトロリーバスに乗りましょう。
2〜3台が続けて走るのが規則なのか、並んで停車していました。
写真情報:2012/09/13 扇沢駅
これがトロリーバスの正面。
日本でトロリーバスが走っているのはこの「関電トンネルトロリーバス」と、
同じくアルペンルートの「立山トンネルトロリーバス」だけです。
つまり、日本でトロリーバスに乗れるのはこのルートだけ!
写真情報:2012/09/13 扇沢駅
時間になりました。
警笛を鳴らし、駅員さんが頭を下げて見送ってくれる中、バスが発車。
まるで電車のようなモーター音を響かせて走ります。
前方に見えるのが「関電トンネル」です。
このトンネルを15分かけてトロリーバスは進み、
抜けたところに黒部ダムがあります。
写真情報:2012/09/13 関電トンネルトロリーバス車内
トンネルを走るバス。
運転規則がとてもシッカリとしていたところが魅力的でした。
行き違いの際にもキッチリとまり、発車前・分かれ道では必ず警笛。
ここまで安全運転できるバスは珍しい。。。
写真情報:2012/09/13 関電トンネルトロリーバス車内
バスは走って黒部ダム駅に到着。
トンネル内のため、空気はひんやり。まるで上越線の土合駅。

一方、こんな山奥なのにも関わらず、
あまりにも秩序だったトンネル内の運転。
こういうところで働いている人もいるんだなぁ。。。
これからも無事故でがんばってください。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム駅
さて、黒部ダム駅から200段のトンネル階段を過ぎると、
黒部ダムを見下ろせる展望台にいけます。
200段っていうとちょっと大変そうにも思えますが、
時間でいうと5分くらい、そこまで大変ではありません。
それにトンネル内はとても涼しかったし!

階段を通らずにダムに行くルートもあります。ご安心を。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
前の写真だけでは分かりにくいですが、
黒部ダムはこんな山の中にあります。
どこを見ても山ばっかり。
こんなところによくダムを作ったな、、、と思います。
本当に、日本の技術を結集して作られた、
昭和時代が誇る建築物だと思います。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
そんな中、立ち入り禁止の従業員用の道が多くあります。
黒部ダムは現役の水力発電所。
作業員もたくさんいます。
ただ、個人的な感性だけでものをいうと、
山の中に存在するコンクリートは不思議な感じがします。
自然の中に、無機質な人工物、なんか神秘的。。。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
それではダム本体に近づいていきましょう。
先ほども書きましたが、ここは山の中。
結構スリリングな階段を下りていきます。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
ふと階段の途中に、従業員用のトンネルが。
おそらく関電トンネルにつながっているものと思われます。
このトンネルの中はどうなっているんだろう。。。
気になる。。。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
ダム本体が見えてきました。
観光放水をしています。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
放水部分のアップ!
水が湯気のように散っています。
これは放水した水で川底が削れないように、
あえて霧状にしているとのこと。
ぜひ実物をご自身の目で見てほしい光景です。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
ダム全体の様子。とても大きい。
黒部ダムの高さは186mで、それは現在でも日本一です。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
黒部ダムのふもとには、トロリーバス乗り場への入り口があります。
展望台に行かないルートを選択すると、ここに出ます。
トンネルから冷たい風が吹いてきます。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
トンネルの中。
手前には真新しい液晶モニターでバスの時刻案内をしています。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
ふと上をみると、何やらコンクリートの柱のようなものが。
何を支えているのでしょうか。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
そしてこの場所のメイン。
緑に輝く黒部湖と、それをせき止める黒部ダム。
黒部の水は花崗岩の成分が溶けているため
緑色に輝いて見えるとのこと。
この黒部湖に限った緑ではないようです。

写真下部には、作業員の姿も見えます。
山の中でのお仕事、本当に大変そうです。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
ダムの上を歩いていきます。
アスファルトの道があり、自動車も通れるくらいの広さがあります。
写真情報:2011/09/13 黒部ダム
ダムのちょうど真上から、放水部分を見る・・・!
すごい高い・・・!
風も強くて、怖さに拍車をかけます。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
ダムを渡り終えると、再びトンネルが。
ここからがケーブルカーの駅です。

ケーブルカー、ロープウェイの立山越えは、
次のページに続きます。
写真情報:2012/09/13 黒部ダム
後編(1日目)へ続く
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